忍者ブログ
[155]  [154]  [153]  [152]  [151]  [150]  [149]  [148]  [147]  [146]  [145

お盆が過ぎ、もう立秋も過ぎ、
夏は過ぎ去ろうとしています。

今年は自分の計画性のなさ故にセミ会にもいけず、
思った以上に夏を満喫できていない缶詰状態ですが
秋の始まりをみつけましたので報告しましょう。

秋といえば「鳴く虫」ですね。



鳴く虫文化史によると
鳴く直翅目を楽しむ文化は日本、中国、ドイツなどの特異な文化とのこと。
江戸時代の江戸は鳴く虫文化の花盛りで、野生・養殖を含め虫カゴと合わせた鳴く虫市場があったとのこと。
日本の昆虫利用文化のレベルの高さが伺えます。

さて
今回「聴き比べない」のは四種類

エンマコオロギ Teleogryllus emma


コオロギ科 枯れ草や石の下によくいる普通種。
鳴き声 コロコロリー
味 以前も味見したが相変わらず美味しい。
甘みの強く脂質系のコクもある。シコシコとした筋肉も美味しい
大型なのに外皮が柔らかいため汎用性が高い。


アオマツムシ Truljalia hibinonis

マツムシ科 樹上でみられる動きの速い虫。明治時代の外来種らしいです。
鳴き声 リューリューリュー
味 キリギリス系よりコクが強めの味。穀物のようなうまみが強く
コオロギとも違う味。外皮は柔らかく小さいが味が濃いので楽しめる。


スズムシ Homoeogryllus japonicus

マツムシ科 エンマコオロギと似た所に住む。
声 リーンリーン
味 特徴的な青っぽい香りがする。コオロギと大差ない味だと思っていただけに意外。
味はヨーロッパイエコオロギに近い地味な味。手足が長い分すこし口に残ってしまう。


サトクダマキモドキ Holochlora japonica


ツユムシ科。全長45 mm以上で飛翔力が高い。(4Fのベランダで発見)
声 チ・チ・チ・
味 典型的なキリギリス系味。甘みが強くクセが全くない。
内部は粒感のある食感で旨みが強い。

直翅目同士で近縁、しかも音でコミュニケーションをとるだけに
よく似た味かと思っていましたが意外とそれぞれ異なる風味。

いずれも外皮が柔らかいのが直翅目の特長ですので、
食材としてのポテンシャルはバッチリです。
好みとしては
アオマツムシ>サトクダマキモドキ>エンマコオロギ=スズムシ といったかんじでしょうか

音声でコミュニケーションをとる直翅目を半養殖して
メスだけをスピーカーから出る音声で集めて収穫
とかできれば
養殖がより容易になるかもしれません。




PR
この記事にコメントする
お名前
タイトル
文字色
Mアドレス
URL
コメント
パスワード   Vodafone絵文字 i-mode絵文字 Ezweb絵文字
無題
世界から動物がいなくなっててもあなたなら生き残れそうですね。
NONAME 2013/08/22(Thu)21:33:31 編集
Re:無題
>世界から動物がいなくなっててもあなたなら生き残れそうですね。

昆虫も動物なので死ぬと思います。
植物も受粉ができなくなるので
風媒花以外は死滅するでしょうね。
そうならないよう食糧生産について引き続き考えたいものです。
【2013/08/24 08:21】
無題
すごいですね、虫を食べるという特異な内容にもかかわらず、表現が分かりやすいと思います。
しかも考察も大変深く、沢山の知識に裏打ちされたものであると感じました。
今後も寄生虫や食あたりなどに気をつけて頑張って下さい。
NONAME 2013/08/23(Fri)22:48:52 編集
Re:無題
応援コメントありがとうございます!
今のところ昆虫で食あたりしたことはありません。
引き続き気をつけたいと思います。

「食べてもらうまでにどのような表現が有効か」というのを考えていますので
できるだけ共感されやすい表現を磨きたいと思います。
昆虫学についてはまだまだニワカですので、エキスパートの方からのツッコミを
いただくのも、このブログを学名付きで公開している目的でもあります。
(恥ずかしながらカマキリの同定を間違っており、指摘していただきました。)
これからもよろしくお願い致します。
【2013/08/24 08:59】
無題
マツムシって外来種でしたっけ?
『虫のこえ』に出て居たので、てっきり在来種だと思ってました。
NONAME 2013/09/09(Mon)05:39:19 編集
Re:無題
コメントありがとうございます!
すみません「アオマツムシ」でしたね。和名が間違っておりました
訂正します。アオマツムシは明治時代の外来種だとされているようです。

昔の「マツムシ」は今の「スズムシ」だったり
「コオロギ」と「キリギリス」が混同されていたり
昔の直翅目の命名はけっこう適当だったそうですね。
学名表記はすごい発明だったのだと感心します。
【2013/09/09 09:03】
Mushi_Kurotowa
カレンダー
08 2017/09 10
S M T W T F S
1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
ブログ内検索
最新コメント
[09/20 Sarah Carlson]
[09/19 http://2017.njpex.net]
[09/18 http://www.goduy.com]
[09/16 シャネル時計コピー]
[09/16 S品N品ロレックス]
最新トラックバック
プロフィール
HN:
Mushikurotowa 
性別:
男性
趣味:
昆虫料理開発
自己紹介:
人生迷走中 顔はクロトワ似「なぜ昆虫に食欲が湧かないのか」をテーマに研究開始。食べたら美味くて研究頓挫「昆虫を美味しく食べる調理法とは」に変更/食用昆虫科学研究会 Edible insect science meeting 昆虫料理研究会 趣味自転車;鯨食文化研究;法螺貝;トランペット;リコーダー;鯨歯彫刻
http://e-ism.jimdo.com
バーコード
P R
カウンター
コガネモチ
忍者ブログ [PR]

material by: