忍者ブログ
[1]  [2]  [3]  [4]  [5]  [6]  [7]  [8
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

今年も振り返るともう僅かですね。
速い。あまりにも速い一年でした。

さて

日経トレンディ「2012年ヒット商品ランキング発表

を読んで思いました。

第7位 「おさわり探偵なめこ栽培キット」

ただただ なめこを育て、収穫するだけの「暇ゲー」と
呼ばれるジャンルなのですが、数あるヒマゲーの中でも格別の大ヒットです。

この「おさわり探偵」という独特の名称もDSソフトの「おさわり探偵小沢里奈」
という探偵物のソフトからのスピンオフであり、
なめことの関連は全くない。

しかし。。だがしかし。

「セクシーだろう?!」

そう。そこはかとなくセクシーなのです。

ここで考えました。

「虫コンテンツに不足しているのはセクシーさではないか?!」

なぜ子供には人気の昆虫が成長に従いウケなくなるのか。
キモい、グロい、と言われるほど嫌われるのはナゼか。
小学生ダンシまでにしかウケないのは

昆虫のセクシーさがアピールできていないためではないか。

毎日バッタと触れ合っていると、
あぁセクシーだなぁと思うことは多々あります。
機能美と曲線美の融合したセクシーさというのはもっと多くの人に知ってもらいたいところです。

その昆虫のセクシーさを伝えたい。伝えるにはどうすればいいか。
一つの答えを出しました。

「アニメーション」

それでは御覧ください。「バッタのセクシーさを伝えるGIFアニメ」



PR
みなさま
先日は
「東京虫喰いフェスティバルVol.4」に
ご来場いただきありがとうございました。

食用昆虫科学研究会活動報告のコーナーを担当させて頂きました
蟲喰ロトワ (むし-くろとわ)と申します。
某ジブリアニメ登場人物に似ている?とのことからの命名です。

私が所属する食用昆虫科学研究会では
昆虫食に対して文系、理系を融合した
科学的なアプローチを行う団体で

「本当に昆虫食が食糧事情を改善するのか」
という点も
ひとつの大きなテーマとなっています。

オランダ、イギリス、タイなどの海外の研究も参考にしつつ、
いろいろ考えるところはあるのですが、

それはこちら→HP
にまかせておくとして、

虫フェスでは

「昆虫が食糧として普及した未来に何が起こるのか
ということを文化的に妄想していきたいと思います。

まず
普及すると思われる昆虫はこちら。

トノサマバッタです。
なぜこのバッタかというと

「相変異」という密度に応じた生理的変化が起こることが知られており、
これを利用することで、高密度で高効率な飼育ができるのではないか、
と考えているからです。

実際に実験室で集団飼育すると、
大発生時に報告されていたような
相変異したトノサマバッタとよく似た形質になります。
(相変異トノサマバッタは多摩動物園で見ることができます。)

相変異についても、本業なのでこのへんにして。

それではお題


昆虫食が普及した
未来のバッタ農家を舞台にその一年を追っていきます。

※この話は昆虫食SFであり、実際の団体、名称、研究所、大学、イベント等とは一切関係がありません。なお、写真はイメージです

もくじ



それでは


まずイネ科の草を育てます。その年の生育状況に合わせて、
養殖する個体数を決めます。

次に冷蔵庫から卵を取り出します。

バッタの休眠卵は保存が効くので、好きな時に養殖を開始できます。

養殖期間は短く、一ヶ月から二ヶ月です。
メスだと体重がおよそ360倍にもなります
恐るべきスピードです。


収穫したバッタは美味しく頂きます。


、盛んに養殖されたバッタを使って、二次的な養殖も可能です。
つまり、昆虫食性の動物の養殖が可能になるのです。


タランチュラ、フトアゴヒゲトカゲが食べることを確認しました。
腸内にある草も全て食べるので、栄養バランスは良いと思われます。

、収穫したバッタを冬に備えて保存します。
生のバッタはエビと同じくらい傷みやすいので、
保存のため冷凍か、加工する必要があります。
イナゴの佃煮も保存を考えた加工法です。
フリーズドライも試してみました。バッタは脂質が少なく、
タンパク質が多いので、フリーズドライ加工に適した食材といえます。


一方で、カミキリムシなどの脂質の多い幼虫はフリーズドライをしても
ふにゃふにゃで乾燥しきらず、脂質が変性してしまい、美味しく保存できません。

また、発酵も保存に適した加工法です。
ということで「バッタ醤油」を作ってみました。

バッタ醤油、
というとバッタを捕まえた時に出てくるアノ茶色い汁を思い出すかと思いますが、
それではなく、塩麹でバッタを発酵させたホンモノの醤油です。


草の香りがほんのりする、醤油に仕上がりました。

今回はもろみ醤油と同じ製法でしたが
魚醤は自家融解の酵素(体内にある分解酵素)を利用して
塩だけでゆっくり反応させたものです。非加熱のバッタを使って
魚醤タイプも次回やってみたいと思います。


 。バッタの適温は16℃以上なので
バッタ養殖はお休み。農閑期に入ります。

養蚕の農閑期であればくず繭を用いたまゆ工芸
民芸品等が作られました。
当然バッタ農業でも農閑期には手工芸が行われると考えられます。

このような工芸は、農業の副産物をよく使います。
バッタ農業での副産物とは。。。。。

フン

ですね

バッタは一日に体重の7割ほどのフンをします。
100匹のオスのバッタを5日間飼育した所、
乾燥重量で100gのバッタがとれました。

つまり、養殖によって生産できるものは
バッタよりフンの方が多いのです。
これは副産物としてきちんと処理を考えなくてはいけません。

フンはすぐに乾燥し、草の香りがします。

香り。。。。。香り。。。。。

うん お茶ですね。
(過去記事ティーパーティー参照)

バッタのフンは香りがよく、フライパンで炒って煮出すだけで
美味しいお茶になります。
この発想はカイコのフン、蚕沙が漢方で使われ、
お茶として飲まれていることにヒントを得ました。


次に。

草に含まれるタンパク質、糖質、脂質は吸収され、
乾燥重量あたりフンは草の二倍の繊維を含みます。

繊維。。。。。。繊維。。。。。。

そう、ですね。


今回は手すきハガキにしたバッタのフンに、バッタのハネをあしらい
飛んでいるバッタをモチーフにしました。

続いて フンには色素が含まれているので
染物 が出来ると考えられます。
ミョウバンを媒染剤に使い、フンの煮出し汁に何度も漬けることで
鮮やかな黄色いTシャツができました。


意外な黄色いいい色ができました。媒染剤を変えてまた挑戦したい所。

更に更に。
工芸ができ、地域の結束が高まると
その年のバッタの収穫に感謝する収穫祭

が発生することでしょう。
バッタのフンを20%紙粘土に練り込むことで
バッタ面の完成です。


さてさて
今年の収穫を感謝するバッタ祭
始まります。

最初は私。正装の蟲喰ロトワが法螺貝にて祭りの開催を宣言します。


首元にはバッタ面。ネクタイとしてコーディネートしました。

バッタガールも。

バッタ屋台も


バッタ茶も


バッタおじさんも。


そして、日本の祭といえば、和服美女ですよね。


以上。

昆虫食が普及した未来に何が起こるか。
バッタ農家の一年とバッタ祭り妄想でした。

※あくまで昆虫食SFとしてお楽しみください。











日本ではなかなか定着しないハロウィンですが、
せっかくですのでカービングをやることにしました。



小ぶりなカボチャを買った所、
その質感が王蟲にそっくりだったのでこれはいけると。
小さく丸まっているので、
映画中盤、ナウシカの夢のあのシーンが再現できると。

久石譲の娘が歌っていることでお馴染みの
「ナウシカ レクイエム」と併せて御覧ください。

竹串、カボチャの種、カボチャだけでできているので
ナウシカの願いもむなしく
もちろん
煮込めます

大変大きな反響があり驚いています。
ご覧頂いた方、ありがとうございます。
また、こんな昆虫食ブログ
であることを知らずに来てしまった方、申し訳ありません。

せっかくですので
煮込んだ結果もきちんと形にしようと思い
クリームシチュー仕立てにしました。腐海の様子をイメージしています。


こんなくだらない遊びに
お付き合いいただきありがとうございました。


さて、カボチャの害虫といえば
カボチャミバエ Bactrocera depressa

カボチャに卵を産み、幼虫が種を食べるのですが、
私たちは通常種を食べませんので、
非食部である種を美味しいタンパク質に転換してくれる
嬉しい副産物でもあります。

殺虫剤を使わず栽培したカボチャにはけっこうな頻度で入っていて、
耳を近づけると。ポンポンポンっ と中で幼虫が跳ねるの音が聞こえます。
これが当たりの合図です。

中を開けると、数十センチは飛び上がるほど、活発にハネます。

この時食べたのは2009年、昆虫の食用化が
バイオマスの有効利用につながるのではないかと考えるようになった
ルーツとも言える食経験でした。


カボチャの煮物と一緒に味付けたので、
まったくカボチャ風味。
噛みごたえのある筋肉感があり、ほのかに脂質の
ナッツのような味わい。
味の特徴はないものの、とても食べやすい幼虫でした。

ハロウィーンに合わせて、家庭菜園でとれたカボチャを
使うこともあるかと思いますが、
カボチャミバエがいたからといって毛嫌いせずに、
一緒に味わってみてはいかがでしょうか。
カボチャの種の新しい食べ方といえるでしょう。



みなさま、今年はロンドンオリンピックの年でした。
しかし、日本は豊かなものです。

4年に一度と言わず、毎年、昆虫好きのための競技会が
群馬県で開催されているのをご存知でしょうか。

「イナゴンピック」


もうお分かりですね。イナゴを競う会です。

去る10月13日、群馬県中之条町 寺社原地区
において
イナゴンピック2012が開催されました。

前半「イナゴ採り大会」
後半「イナゴジャンプ大会」
という二部構成

昼飯、おにぎり 豚汁 つけもの 食べ放題!

という素敵なお祭りです。

私の住む所から電車で3時間半。
中之条町
ド田舎の一つといっても差し支えないでしょう。
(関係者の皆様すみません)

会場の様子。

日本の水田のイナゴは戦後、
DDTなどの殺虫剤の散布により激減しましたが、
ここ中之条では農薬の使用を抑えたため、
稲刈り後にはイナゴが優占的に跳ねまわっています。

イナゴ以外にはツユムシが数匹見つかっただけで、
河川敷の草地のような
トノサマ、ショウリョウ、オンブ、ツチイナゴ
とのような多種のバッタは見られませんでした。
水田はイナゴに特に適した土地といえるのでしょう

午前11時半、中之条町長さんによる聖火の点火
でスタート。
競技は20分×2の40分。
この期間にどれだけ取れるかを競います。

さて、
このイナゴンピック。
私は昨年入賞を逃しております。

今年の春からバッタの研究を始めた者として、
今回は入賞を逃すわけにはまいりません

なので
予行演習をしておきました。
そこから分かったこと

1,イナゴはカモガヤが好き(食草でもかなり好みがうるさい)
2,目が合うと葉の裏に隠れる
3,足場がしっかりしているとジャンプ。
4,ぶら下がっている時に近づくとポロっと落ちる(ジャンプしない)
5,交尾中が狙い目
6,薄手の手袋で躊躇なくつかむ!

ということで、
いつも草の収穫につかっているビニール手袋と、アームカバーを
持って行く事にしました。

前半の結果


上々です。
ちなみに、袋は不正できない大会公式品を使います。
口に塩ビ管がつけてあり、イナゴが逆流しないようになっています。


さてさて、
後半もおわり。
結果発表です。
大人の部2位入賞(94匹)



ほっとしました。
学者馬鹿と言われずに済みそうです。

ちなみに
大人の部優勝は101匹
子供の部優勝は98匹
3位は福島のおばあちゃん(ゲスト:83歳!)92匹

ギリです。

このように、イナゴンピックは無差別級
であります。

オリンピックのような度量の狭い体重制はありません。
年齢制限もありません。イナゴの気持ちがわかるものが強いのです。

ちなみに、この福島のおばあちゃん
昨年は149匹を25分でかっさらうという脅威の記録の持ち主。
今回のリベンジの原動力となった方です。

日常からイナゴをとり、食べ生活しているのですが、
今回の大会は当初、「イナゴを持って帰れない」という噂を聞き、
完全にヤル気を失っておりました。

ですが、大会後に持ち帰り可とのことが判明し、
猛烈にヤル気を出し、もりもり捕獲しておりました。
また、持ち帰らない参加者からも貰って嬉しそうでした。

来年、やる気満々の
おばあちゃんとの再リベンジマッチを行いたいものです。

賞品 陶器のメダルと賞状、玄米5kg




参加賞のリンゴ二個もありました。
自炊学生としてはありがたい限りです。

また、その後後半戦として「イナゴジャンプ大会」
もありましたが、
まだ良く飛ぶイナゴの基準がわからず、入賞に至らずでした。
ぜひ次回リベンジを。

ということで、

私の新たな肩書きが増えました。
「イナゴンピック2012準優勝」


履歴書に書けるでしょうか。
空欄が多いので職歴に書いていいですか
そうですかだめですか。
先週発売のモーニング収録
「バガボンド」第308話 蝗

宮本武蔵が滞在している小さな集落
武蔵と行動を共にする男子、伊織に対し、
伊織の父の友人は幼少時のイナゴの襲来をこう語る。

「たかが虫ケラが 数が集まるとなんであんな風に狂っちまうんだろうな」
「ガキの頃見たーーーアレは顔つきまで違ってた
「こう どす黒いスジが隈取みてえに浮き出て目は吊り上がり
体の方も赤黒くでかくなってやがったな」
「悪そうなツラしてた。虫のくせによ。」

回想ーーーーーー群飛するイナゴ
「いてっ」
 親指に噛み付くイナゴ

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

このイナゴ・バッタの名称は実は日本語の誤訳と言われています。

バッタ Grasshpper は全般的に草地をピョンピョンはねるもの。バッタ全部
バッタ Locust   は群集になると
          体や行動の変化が起こる「相変異」を起こす種の総称を
          いいます。

Locustの代表的な種として
サバクトビバッタ、トノサマバッタがいます。
一度相変異を起こすと大発生と移動を繰り返し、深刻な被害をもたらします。
旧約聖書の7つの災厄で登場する「イナゴ」も、Locustを指す言葉です。

一方で、
日本はイネから発生する昆虫を総称して「稲子=イナゴ」と
呼んできました。なので、イナゴの大発生は現在の我々が見ている
イナゴ(主にコバネイナゴ)と、トノサマバッタの大発生を両方を
指していると考えられます。

そのため、
「イナゴ」と言っているおっさんは決して間違っていないのです。
おっさんの証言、

1,群れで飛んで移動すること
2,赤黒く色が変化すること
3,田畑の作物を食い尽くすこと

から、
ほとんど飛ぶことのないコバネイナゴではなく、
トノサマバッタと考えられるのです。

さて、バガボンドの絵を見てみましょう。

表紙
残念ながら相変異を起こさない種、コバネイナゴです。

遠景
ハネが長く、長期間飛んで移動し、群れる性質、
シルエットから、トノサマバッタと思われます。

アップ
指を齧るシーン
残念ながらコバネイナゴです。

なんだかんだと文句を言っても仕方ないので
「パッチ」を作ってみました。

井上雄彦先生のように
クソ上手いマンガが書けるはずもないので
実写で再現します。

※パッチ
一部分を更新してバグ修正や機能変更を行なうためのデータのこと。
本来はプログラム用語のようですが、。。


11P 表紙
コバネイナゴが日本刀の柄に乗っているシーン
これを群生相化したトノサマバッタに差し替えます。


続いて
22p イナゴに幼少の伊織父友人が噛まれるシーン


群飛のシーンはトノサマバッタに見えるので、
(おそらくLocustの大発生の写真をモチーフにされたのだと思います)
そのまま御覧ください。

これでこの話における
「イナゴ=トノサマバッタ」のリアリティが
感じられるのでは、と思います。

環境の変化に応答して、「人(バッタ)が変わったようになる」
相変異を示す生物として
物語上重要な役割を果たせたのではないでしょうか。

余談ですが
大発生したLocustが「噛み付く」かは定かではありませんが、
基本的にバッタ類は噛み付く攻撃をしません。
サトウキビの固い葉などもサクサクと食べられるほど
強靭なアゴを持ちますが、
どんなに触ってもヒトに噛み付いた現場は見たことがありません。

「食べる行動」と、攻撃としての
「噛み付き行動」は別物のような気がしています。
逆の例だとクワガタは樹液食で、
食べるためには噛み付く必要はなく、
もっぱら攻撃のためだけにかみつきます。

さて、

話をバッターイナゴ問題に戻します。

Locustとイナゴの誤訳問題がなければ、
あの表紙が井上雄彦氏直筆の
トノサマバッタになったかもしれないのです。

見たい。


ぜひ見たいです。

単行本出版までに
書きなおして欲しい、と

メールをするか
大変迷っています。

この写真を作ったのも
コレを見て書きなおしてくれたら。。
などというよからぬ妄想が
暴走した結果でもあります。

またメールを出す勇気が
出ましたらご報告差し上げます。




Mushi_Kurotowa
カレンダー
11 2017/12 01
S M T W T F S
1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
31
ブログ内検索
最新コメント
[12/11 エルメス激安]
[12/09 ロレックスコピー時計]
[12/09 Virginia Williams]
[12/09 カルティエコピー]
[12/06 Virginia Williams]
最新トラックバック
プロフィール
HN:
Mushikurotowa 
性別:
男性
趣味:
昆虫料理開発
自己紹介:
人生迷走中 顔はクロトワ似「なぜ昆虫に食欲が湧かないのか」をテーマに研究開始。食べたら美味くて研究頓挫「昆虫を美味しく食べる調理法とは」に変更/食用昆虫科学研究会 Edible insect science meeting 昆虫料理研究会 趣味自転車;鯨食文化研究;法螺貝;トランペット;リコーダー;鯨歯彫刻
http://e-ism.jimdo.com
バーコード
P R
カウンター
コガネモチ
忍者ブログ [PR]

material by: