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「味見に際して注意すべき昆虫」として、
マメハンミョウツチハンミョウアリガタハネカクシ
ような体内に強い毒のある昆虫がある一方、

採集にあたって注意すべき毒を持つ生物
も抑えておく必要があります。

毒のある毛虫の中でも、最も有名で、
被害件数の多いものがチャドクガではないでしょうか。


チャドクガ Euproctis pseudoconspersa
本州四国九州に分布し、幼虫はツバキ、サザンカ、チャなどのツバキ科の植物の葉を食べる
成虫は年二回発生。卵で越冬する。若齢幼虫は群生する



この長くて白い毛は毒ではなく、
胴体中央部のモリっとしたコブに
毒刺毛が30〜50万本密生しているとのこと。

恐ろしいですね、

この有毒毛は卵や繭の表面幼虫の脱皮殻にも残存していて、
皮膚に刺さると炎症をおこす。
かくと刺毛が折れて更に刺さり、悪化する。

もうれつに痛くてかゆいそうです怖いっす。

これが噂の幼虫の脱皮殻。



これが食べられるのか、
本当に食べられないのか、確認すべきでしょうか。。。。

参考



炭火に放り込んだら食べられるような気もします。
10月に羽化するそうなので、今のうちに考えておきたいです。


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無題
昆虫食とはややずれますが、昆虫を傷つけずに捕獲する方法やコツ、使用している道具なども取り上げて欲しいです
NONAME 2013/09/14(Sat)07:58:34 編集
Re:無題
リクエストありがとうございます!
「傷つけずに捕獲」は実は昆虫食ではさほど重視していません。味は変わらないので。
そのため背中の鱗粉がとれてしまった鱗翅目の写真が幾つもあります… 

虫屋の世界は膨大で、ここでニワカの私が書くよりすごい方たちが沢山いますので
捕獲に関しては三角紙や麻酔を使う標本目的の虫屋さんであったり
野外捕獲&飼育の虫屋さんのサイトや本をご覧になると高度なワザがあると思います。

昆虫食分野としては
「傷つけてしまった個体の冷蔵や冷凍」や「死んでしまった個体を食べていいの?」
「採集昆虫をお腹いっぱい食べるには」みたいな話を書こうかと思います。
【2013/09/14 09:32】
ついに。
コメントをさせていただきます。

庭師のきよしと申します。

毎回、目から鱗、とはまさにこの事、と言わんばかりに、
センセーショナルな記事を読まさせていただいております。

今回の、チャドクガ、イラガは、庭師の天敵ですねっ。

宜しくお願い致しますっ。何卒。

楽しみにしております。
きよし 2013/09/15(Sun)02:24:45 編集
Re:ついに。
コメントありがとうございます!
庭師の方とは。お知り合いになれてうれしいです。
チャドクガは全期間に毒刺毛をもつのですが、
イラガの場合は蛹=スズメノショウベンダコの間だけ
毒がなく、
ピスタチオのように炒って殻を割って食べられます。
おいしいです。
そのうち紹介しますのでよろしくお願いします!
【2013/09/15 10:59】
Mushi_Kurotowa
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HN:
Mushikurotowa 
性別:
男性
趣味:
昆虫料理開発
自己紹介:
NPO法人食用昆虫科学研究会 理事長
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2008年「なぜ昆虫に食欲がわかないのか」研究を開始
食べたらおいしかったので「昆虫食で世界を救う方法とは」に変更。
昆虫の味の記載から、昆虫の特性を活かしたレシピの開発、イベント出展、昆虫食アート展覧会「昆虫食展」まで、
様々な分野の専門家との協力により、新しい食文化としての昆虫食再興を目指す。

2015年 神戸大学農学研究科博士後期課程単位取得退学
テーマは「昆虫バイオマスの農業利用へむけたトノサマバッタの生理生態学的解析」
2018年よりラオスでの昆虫食を含めた栄養改善プログラムに専門家として参加
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