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昆虫は揚げればなんでも食える。

ということで、昆虫の調理は「揚げ」がメジャーです。
タイでは大抵コブミカンの葉と一緒に揚げています。

ですが、
揚げれば食えるのはどの生物でも同じ事。

昆虫を風味豊かに、美味しく食べるには
揚げ以外の調理方法も模索したい所です。

焼き、蒸し、茹で、煮、フリーズドライまで、
いろいろ試行錯誤してきましたが、

その中でも甲虫の外皮の硬さは強敵です。
油でじっくり加熱し、外皮の水分を飛ばし
弾性を低下させ、スポンジ状になって
初めてサクサクと食べられるようになりますが、
その時、
柔らかい昆虫の内部はすでにスカスカになってしまい、
風味が失われてしまいます。

また、和食に慣れた日本人は
油物ばかりでは辟易してしまいます。

そこで
今回は外皮が硬い甲虫達を使って、揚げ以外の調理として、
「玄米煎餅」を試みました。

使った昆虫は
ゴマダラカミキリ Anoplophora malasiaca


ノコギリカミキリ Prionus insularis


オオゾウムシ Sipalinus gigas

の3種。いずれも美味しいのですが、外皮が固い奴らです。

玄米煎餅は
炊飯器で炊いた玄米を

せんべい焼き器「ベーカリー

で両面焼きをして作ります。

生地を米粉、ホットケーキミックス、モチなどに変更することで
様々な煎餅が焼けます。しかも油はほとんど使用しません。

では挑戦。


虫だけを2分焼き、炊いた玄米を入れ、片面3分焼き上げます。


完成。

実食。

揚げずにどこまで美味しく食べられるか、という今回の挑戦ですが、
やはりまだ口に残る固さ。完成度70%といったところでしょうか。

くちにチクチクするような固さはないのですが、
玄米部分を飲み込んだ時に少し残ってしまうことが難点です。

少なくともセミ幼虫、バッタまでは
美味しくサクサク食べることができます。

玄米の香ばしい香りも白米で作った時とは違う味わいです。

セミ会でも出そうと思います!




 



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プロフィール
HN:
Mushikurotowa 
性別:
男性
趣味:
昆虫料理開発
自己紹介:
食用昆虫科学研究会 理事長

2008年「なぜ昆虫に食欲がわかないのか」研究を開始
食べたらおいしかったので「昆虫食で世界を救う方法とは」に変更。
昆虫の味の記載から、昆虫の特性を活かしたレシピの開発、イベント出展、昆虫食アート展覧会「昆虫食展」まで、
様々な分野の専門家との協力により、新しい食文化としての昆虫食再興を目指す。

2015年 神戸大学農学研究科博士後期課程単位取得退学
テーマは「昆虫バイオマスの農業利用へむけたトノサマバッタの生理生態学的解析」
2018年よりラオスでの昆虫食を含めた栄養改善プログラムに専門家として参加
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