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冬の雑木林を歩いていると
数枚の枯葉が
糸で紡がれぶら下がっていました。
なにか鱗翅目の繭だろうと思い
そっと中を見てみると。
レッド数の子!
調べた所、ジョロウグモの卵塊だそうです。
卵塊の周りはこんな感じ。
ジョロウグモは
以前に味見しましたが、枝豆のような風味のある味の良い虫で
秋の産卵直前がとても美味しいと紹介しました。
この卵ですので味に期待が持てます。
おせつ料理でも挑戦したバッタ数の子ですが、
予想に反して味がいまひとつだったので
冬にとれる貴重な食材として注目です。
味見:塩ゆですると赤から濃いオレンジに。ブラッドオレンジのような配色。
濃厚なチーズの香りをまとった数の子の食感+たらこの濃い味。
これは冬の珍味ですね。とても美味しいです。醤油とみりんに漬け込んでご飯に載せたい味。
貴重な冬の味覚ですが、
イクラの色と数の子の食感を持つ素晴らしい食材です。
以前に味見した「白キャビア」ともいえるジグモの卵も大変美味しかったので
「蜘蛛の卵にハズレなし!」と(今のところ)いえそうですね。
クモは基本的に肉食なので、
食料生産の観点から見るとややコストの大きい食料源です。
しかも卵塊を丸ごと食べてしまうと多くの個体数を殺してしまうことになります。
なので
この情報によって食べたくなった方は、
できればお腹いっぱい食べるのではなく、
嗜好品。味見程度におさえていただければと思います。
いやーしかし美味かった! 久々の大ヒットでした。
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Re:無題
私もこんなに真っ赤だとは知りませんでした。
ジョロウグモはゴルフ練習場などに群生することもあるので、そこなら狭い範囲で卵塊が捕獲できると思います。クモは糸の生産においても大量養殖が無理と判断された経緯があるので
養殖食用というよりは冬の楽しみ程度が良いかと思います。
ジョロウグモはゴルフ練習場などに群生することもあるので、そこなら狭い範囲で卵塊が捕獲できると思います。クモは糸の生産においても大量養殖が無理と判断された経緯があるので
養殖食用というよりは冬の楽しみ程度が良いかと思います。
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プロフィール
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Mushikurotowa
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性別:
男性
趣味:
昆虫料理開発
自己紹介:
NPO法人食用昆虫科学研究会 理事長
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2008年「なぜ昆虫に食欲がわかないのか」研究を開始
食べたらおいしかったので「昆虫食で世界を救う方法とは」に変更。
昆虫の味の記載から、昆虫の特性を活かしたレシピの開発、イベント出展、昆虫食アート展覧会「昆虫食展」まで、
様々な分野の専門家との協力により、新しい食文化としての昆虫食再興を目指す。
2015年 神戸大学農学研究科博士後期課程単位取得退学
テーマは「昆虫バイオマスの農業利用へむけたトノサマバッタの生理生態学的解析」
2018年よりラオスでの昆虫食を含めた栄養改善プログラムに専門家として参加
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2008年「なぜ昆虫に食欲がわかないのか」研究を開始
食べたらおいしかったので「昆虫食で世界を救う方法とは」に変更。
昆虫の味の記載から、昆虫の特性を活かしたレシピの開発、イベント出展、昆虫食アート展覧会「昆虫食展」まで、
様々な分野の専門家との協力により、新しい食文化としての昆虫食再興を目指す。
2015年 神戸大学農学研究科博士後期課程単位取得退学
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2018年よりラオスでの昆虫食を含めた栄養改善プログラムに専門家として参加
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