このブログは以下に移動しました。旧記事も見ることができます
http://mushi-sommelier.net
×
[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。
今回は大型のスズメガの幼虫、
トビイロスズメです。
成虫は食べたのですが
幼虫は未食でした。
かなり大型で、中国でも好まれているとのことですので、是非食べたいと思っていました。
灯台下暗し、とはよく言ったもので、
いつも通っている葛が繁茂した道路脇で発見。
あまりにデカイので、ぎょっとするレベル。シモフリスズメより一回りデカイっす。
肌の粒感はモモスズメによく似ていますが
頭がとんがっていないのがポイント。顔はシモフリスズメに似ています。
大きいのでこんな動画を撮ってみました。
「パシフィック・リム」のイェーガーの紹介風に。あれはイイ特撮バカ映画でしたね。
使った機材はコチラ。「大人の科学 USB特撮カメラ」
高速度撮影はできないのですが、焦点深度が深く、
下から見上げるようなアングルを作りやすいカメラです。面白いっす。
味見
クソ美味い。なんだこれ、
味に定評のあるスズメガ系ではトップに躍り出た。
豆の香りがしながらキノコのような肉質系のダシ味、
うまみが強く、茶碗蒸しのような濃厚な味。適度な弾力のある肉の歯ごたえ
粒感がありモモスズメに似た外皮の歯切れも小気味よい。
幼虫越冬のためか消化管内に内容物はなく、
みっちりと濃い味が楽しめる。
これは感動。冬までに探しておきたい。
サナギ越冬が多いスズメガですが、
この種は幼虫越冬とのことですので、まだまだ時間はありそうです。
中国のダイズ農場で、1ha300kg収穫するのも納得ですね。
なにせダイズより遥かに美味いんですから。
体が大きいぶん、草も沢山たべるので、もっと増やして
しつこいほどに繁茂する葛を美味しく処理してやりたいですね。
スズメガ系の(今のところの)トップが世代交代した感じです。
感動。
トビイロスズメです。
成虫は食べたのですが
幼虫は未食でした。
かなり大型で、中国でも好まれているとのことですので、是非食べたいと思っていました。
中国山東省や江蘇省では、トビイロスズメ(中国語 豆天蛾、ドウティエンオー)の幼虫を「豆蚒」(ドウダン)、「豆虫」(ドウチョン)、「豆青虫」(ドウチンチョン)などと呼んで食用にする。食用については、古くは清の蒲松齢の『農蠶經』に記載がある。無農薬栽培の大豆畑で採集するが、江蘇省では1ヘクタール当たり300kgも採れ、市場で売ると数千人民元の売上げになる例もあるという。素揚げ、卵炒め、野菜炒め、スープなどの食べ方がある。江蘇省北部の灌雲県には、頭を切り落として肉を絞り出し、内臓を取り除いて作る肉団子がある。(wikipediaより)
灯台下暗し、とはよく言ったもので、
いつも通っている葛が繁茂した道路脇で発見。
あまりにデカイので、ぎょっとするレベル。シモフリスズメより一回りデカイっす。
肌の粒感はモモスズメによく似ていますが
頭がとんがっていないのがポイント。顔はシモフリスズメに似ています。
大きいのでこんな動画を撮ってみました。
「パシフィック・リム」のイェーガーの紹介風に。あれはイイ特撮バカ映画でしたね。
使った機材はコチラ。「大人の科学 USB特撮カメラ」
高速度撮影はできないのですが、焦点深度が深く、
下から見上げるようなアングルを作りやすいカメラです。面白いっす。
味見
クソ美味い。なんだこれ、
味に定評のあるスズメガ系ではトップに躍り出た。
豆の香りがしながらキノコのような肉質系のダシ味、
うまみが強く、茶碗蒸しのような濃厚な味。適度な弾力のある肉の歯ごたえ
粒感がありモモスズメに似た外皮の歯切れも小気味よい。
幼虫越冬のためか消化管内に内容物はなく、
みっちりと濃い味が楽しめる。
これは感動。冬までに探しておきたい。
サナギ越冬が多いスズメガですが、
この種は幼虫越冬とのことですので、まだまだ時間はありそうです。
中国のダイズ農場で、1ha300kg収穫するのも納得ですね。
なにせダイズより遥かに美味いんですから。
体が大きいぶん、草も沢山たべるので、もっと増やして
しつこいほどに繁茂する葛を美味しく処理してやりたいですね。
スズメガ系の(今のところの)トップが世代交代した感じです。
感動。
PR
この記事にコメントする
無題
お顔?がとってもかわいいらしいですね。
かわいい虫は大好きです。
個人的にオオスカシバ、カイコガ、クマバチがかわいいと思いますが、幼虫の姿でかわいいと思える虫は少ないので見つけられて嬉しいです。
トビイロスズメ幼虫、覚えましたよ。
クリノッペに似ていますね。
そして動画の妙な迫力に何故だか笑いが込み上げてしまいました!
大きくて美味しいなんて素晴らしいですなあ。
かわいい虫は大好きです。
個人的にオオスカシバ、カイコガ、クマバチがかわいいと思いますが、幼虫の姿でかわいいと思える虫は少ないので見つけられて嬉しいです。
トビイロスズメ幼虫、覚えましたよ。
クリノッペに似ていますね。
そして動画の妙な迫力に何故だか笑いが込み上げてしまいました!
大きくて美味しいなんて素晴らしいですなあ。
Re:無題
「クリノッペ」!そういえば似ています!
キャラクター化してもいいですね。「トビイロスズメちゃん」
ゆるキャラになるでしょうか。
オオスカシバ・カイコガ・クマバチは
比較的女性に人気な気がします。イモムシは
動きもゆっくりで トゲもなく、
やわらかいので、ブームになれば嬉しいです
キャラクター化してもいいですね。「トビイロスズメちゃん」
ゆるキャラになるでしょうか。
オオスカシバ・カイコガ・クマバチは
比較的女性に人気な気がします。イモムシは
動きもゆっくりで トゲもなく、
やわらかいので、ブームになれば嬉しいです
採ること
それほど美味しいなら自分でも採りに行きたいです。大豆なら近くに畑が広がっていますが、人サマの土地に入るのは相当注意が必要ですいし、どうせ大量に使っている農薬も多少気になります。
大きなリスクを冒すことなく、安心して採るにはどうしたらよいでしょう。
大きなリスクを冒すことなく、安心して採るにはどうしたらよいでしょう。
Re:採ること
高速道路の側とか空き地に繁茂する葛の葉を狙っています。
けっこう低密度なので、大きい割に
なかなか見つけるのが難しかったです。
無農薬ダイズは日本でどのくらい栽培されているか聞かないのですが
大抵の畑では殺虫剤は撒いていると思います。
無農薬農家さんと一緒に食用昆虫も利用できたら嬉しいですね〜
けっこう低密度なので、大きい割に
なかなか見つけるのが難しかったです。
無農薬ダイズは日本でどのくらい栽培されているか聞かないのですが
大抵の畑では殺虫剤は撒いていると思います。
無農薬農家さんと一緒に食用昆虫も利用できたら嬉しいですね〜
無題
そんなことを言われると僕も食べてみたくなります
今玄関の前に2、3cmくらいの緑色のイモムシが転がっていました
なんの幼虫かはわかりません
緑色の食べてはいけないイモムシはいるのでしょうか?
こいつ食べてみようかな。
今玄関の前に2、3cmくらいの緑色のイモムシが転がっていました
なんの幼虫かはわかりません
緑色の食べてはいけないイモムシはいるのでしょうか?
こいつ食べてみようかな。
Re:無題
必ず同定されたほうが良いと思います。
キョウチクトウスズメなど、
毒草を食べる青虫もいないこともないです。
また、食べてしまうとその情報は失われてしまうので、
食レポートとして残す場合でも同定や写真撮影はされたほうがよいかとおもいますよ
キョウチクトウスズメなど、
毒草を食べる青虫もいないこともないです。
また、食べてしまうとその情報は失われてしまうので、
食レポートとして残す場合でも同定や写真撮影はされたほうがよいかとおもいますよ
無題
青臭いイメージかと思ったら美味いとは!意外ですね。
イナゴと同じように甘露煮にしたら日持ちしそうですね。
葛の葉の近くにいるってことは、しばしば河原を埋め尽くすアレチウリの葉も食べてくれるんですかねぇ...興味津々です。
イナゴと同じように甘露煮にしたら日持ちしそうですね。
葛の葉の近くにいるってことは、しばしば河原を埋め尽くすアレチウリの葉も食べてくれるんですかねぇ...興味津々です。
Re:無題
ウリ科は食べてはくれなさそうです。
植物食性の昆虫は好き嫌い(専食性)がつよいので、
なんでもバリバリ、となるとヤギなどの反芻動物が強いですね。
目的に応じて多様な生物を利用できればなお嬉しいです。
植物食性の昆虫は好き嫌い(専食性)がつよいので、
なんでもバリバリ、となるとヤギなどの反芻動物が強いですね。
目的に応じて多様な生物を利用できればなお嬉しいです。
美味しそう
こんにちは!
ギンヤンマの件、あっという間に訂正記事がアップされてびっくりしました。差し出がましいことをしてしまったかと思いましたが、安心しました。ありがとうございました。
色が大豆っぽくって美味しそうに見えますね(笑)
大豆を食べるなら生産もできそうですね。食べてみたいです。
ところで、今日職場でガイド中に、お客さんから「この間テレビで虫を食べるのをやってて~」なんて話を聞きました。お?と思って「虫食い散歩2033」を見せたら「こんな感じ!」と言っていましたが、テレビにも進出したんですか!?
ギンヤンマの件、あっという間に訂正記事がアップされてびっくりしました。差し出がましいことをしてしまったかと思いましたが、安心しました。ありがとうございました。
色が大豆っぽくって美味しそうに見えますね(笑)
大豆を食べるなら生産もできそうですね。食べてみたいです。
ところで、今日職場でガイド中に、お客さんから「この間テレビで虫を食べるのをやってて~」なんて話を聞きました。お?と思って「虫食い散歩2033」を見せたら「こんな感じ!」と言っていましたが、テレビにも進出したんですか!?
Re:美味しそう
いえいえ。
そのために公開しているのですから嬉しい限りです。
テレビには主に趣味の研究会
「昆虫料理研究会」代表の内山さんが対応しています。
私も運営の一員です。
今年はゲテモノではなくマジメな番組として取り上げてもらうことが増え、
昆虫食の高まりを感じます。
そのために公開しているのですから嬉しい限りです。
テレビには主に趣味の研究会
「昆虫料理研究会」代表の内山さんが対応しています。
私も運営の一員です。
今年はゲテモノではなくマジメな番組として取り上げてもらうことが増え、
昆虫食の高まりを感じます。
無題
この記事を読んで食べたくなり、この秋、ひたすら松本市内のクズの葉の裏とかダイズ畑を探しまわりましたが、1匹も見つけることができませんでした。存在が都市伝説化していてつらいです。探すコツなどはありますでしょうか?
はじめまして。
我が家のオリーブの木に付いていた青虫君の正体を知るべく検索していて、こちらにたどり着きました。
この子に一番似ていると思うのですが
顔のフラットな感じはモモスズメに近いです。
できれば画像を見ていただきたいのですが
こちらに画像を貼る方法はありますか?
この子に一番似ていると思うのですが
顔のフラットな感じはモモスズメに近いです。
できれば画像を見ていただきたいのですが
こちらに画像を貼る方法はありますか?
Re:はじめまして。
返信が遅くなりすみません
オリーブですとシモフリスズメが食べるそうですが
こちらはつるっとしています
https://ja.wikipedia.org/wiki/シモフリスズメ
Twitterですと画像確認できますが、アカウントお持ちでしょうか?
昆虫食の研究はしていますが、蛾の専門家ではないのであまり正確なことはお応えできないかもしれないですがご承知ください。
https://twitter.com/Mushi_Kurotowa
オリーブですとシモフリスズメが食べるそうですが
こちらはつるっとしています
https://ja.wikipedia.org/wiki/シモフリスズメ
Twitterですと画像確認できますが、アカウントお持ちでしょうか?
昆虫食の研究はしていますが、蛾の専門家ではないのであまり正確なことはお応えできないかもしれないですがご承知ください。
https://twitter.com/Mushi_Kurotowa
カレンダー
10 | 2024/11 | 12 |
S | M | T | W | T | F | S |
---|---|---|---|---|---|---|
1 | 2 | |||||
3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 |
10 | 11 | 12 | 13 | 14 | 15 | 16 |
17 | 18 | 19 | 20 | 21 | 22 | 23 |
24 | 25 | 26 | 27 | 28 | 29 | 30 |
カテゴリー
ブログ内検索
最新コメント
[01/19 スーパーコピー ブルガリ ピアス 中古]
[01/19 カルティエ時計 男性]
[01/19 Miltonexire]
[01/19 正規品と同等品質のコピー品]
[01/19 ヴィトン スニーカー スーパーコピー 2ちゃんねる]
最新記事
(08/01)
(07/22)
(07/23)
(10/10)
(08/18)
最新トラックバック
プロフィール
HN:
Mushikurotowa
HP:
性別:
男性
趣味:
昆虫料理開発
自己紹介:
NPO法人食用昆虫科学研究会 理事長
このブログは以下に移動しました。http://mushi-sommelier.net
2008年「なぜ昆虫に食欲がわかないのか」研究を開始
食べたらおいしかったので「昆虫食で世界を救う方法とは」に変更。
昆虫の味の記載から、昆虫の特性を活かしたレシピの開発、イベント出展、昆虫食アート展覧会「昆虫食展」まで、
様々な分野の専門家との協力により、新しい食文化としての昆虫食再興を目指す。
2015年 神戸大学農学研究科博士後期課程単位取得退学
テーマは「昆虫バイオマスの農業利用へむけたトノサマバッタの生理生態学的解析」
2018年よりラオスでの昆虫食を含めた栄養改善プログラムに専門家として参加
このブログは以下に移動しました。http://mushi-sommelier.net
2008年「なぜ昆虫に食欲がわかないのか」研究を開始
食べたらおいしかったので「昆虫食で世界を救う方法とは」に変更。
昆虫の味の記載から、昆虫の特性を活かしたレシピの開発、イベント出展、昆虫食アート展覧会「昆虫食展」まで、
様々な分野の専門家との協力により、新しい食文化としての昆虫食再興を目指す。
2015年 神戸大学農学研究科博士後期課程単位取得退学
テーマは「昆虫バイオマスの農業利用へむけたトノサマバッタの生理生態学的解析」
2018年よりラオスでの昆虫食を含めた栄養改善プログラムに専門家として参加
P R
カウンター