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ガムシ  Hydrophilus acuminatus Montschulsky

ガムシはゲンゴロウと同様に
東南アジアでよく食べられている昆虫です。
分類されているとやや高いのですが、一番安い売られ方に
「灯火昆虫ミックス」があります。

これはその名の通り
投光機と反射板を組み合わせ、下に水槽を置くことで
灯火に集まる昆虫を水に落として集める方法です。

そのまま死んで、選別しないまま市場に出回るため
生きたまま流通するタガメやカメムシに比べ、
鮮度にやや難があるものが多いようです。

その中でガムシは
「美味しかった」「まずかった」
賛否が分かれる感想が方方からあり、
これはしっかり調べねば、と思いました。

東南アジアで食べたヒトは「まずかった」
夏の北海道で食べた方は「うまかった」

とのことなので、鮮度が影響している可能性が大いにあります。
彼らは藻類を食べる植物食で、肉食のゲンゴロウとは大きく異る味と思われます。

味見
茹で
固い。ただ美味い。水草系の強い香りがあり、カニ味噌のような味わい。
揚げるとアオサノリのような香ばしさが出てくるかも。やってみよう。

揚げ
二度揚げでいただく。
二度揚げすると外皮がザクザク食べられる。未消化物の藻類の香りは揚げると
ウニやカニ味噌のように珍味の味。好みが分かれるかも。
うまみはつよく、臭い食べ物が好きで酒呑みな方はハマるとおもわれる。

甲虫では独特の風味のあるガムシ。外皮がツルッツルなので、
箸でつまむのが一苦労ですが、食べごたえもあり味もよいので是非おすすめします。
珍味として好みが分かれる味なので、初心者には向かないかもしれません。

「昆虫の味ってどれも一緒だな」と思い始めた昆虫食中級者、酒好き向けかと思います。
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プロフィール
HN:
Mushikurotowa 
性別:
男性
趣味:
昆虫料理開発
自己紹介:
NPO法人食用昆虫科学研究会 理事長
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2008年「なぜ昆虫に食欲がわかないのか」研究を開始
食べたらおいしかったので「昆虫食で世界を救う方法とは」に変更。
昆虫の味の記載から、昆虫の特性を活かしたレシピの開発、イベント出展、昆虫食アート展覧会「昆虫食展」まで、
様々な分野の専門家との協力により、新しい食文化としての昆虫食再興を目指す。

2015年 神戸大学農学研究科博士後期課程単位取得退学
テーマは「昆虫バイオマスの農業利用へむけたトノサマバッタの生理生態学的解析」
2018年よりラオスでの昆虫食を含めた栄養改善プログラムに専門家として参加
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